かばんの長い持ち手を共布でつくるときに縫いずれないようにするコツ

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こんにちは~!カズナです。

 

本日は「かばんの長い持ち手を共布で作るときに縫いずれないようにするコツ」をご紹介したいと思います。

持ち手といってもいろいろな種類のカバンがあると思いますが、今回は「お布団袋の持ち手」部分にフォーカスを当てようとおもいます。

 

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もう、入学入園グッツの準備は整っていますか?

大勢の方はもう準備は整っているかと思いますが、私は頼まれものの入園グッツのひとつ「お布団袋」をやっと仕上げました。

ネタ的にはちょっと時期を外した感がありますが、お布団ぶくろ以外にもいろいろ応用できると思いますのでぜひ試してみてくださいね!

 

本体と共布で持ち手を制作します

 

持ち手に市販のアクリルテープなんかを使ったらテープを作る手間もなくて簡単なんだけれど、メーター数が長くなると結構いいお値段になりますよね。なのでバック本体と同じ生地で作ります。

 

今回の制作方法

 

共布で持ち手をつくるといっても色々方法がありますね。今回はこの作り方で作りますよぉ。

 

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持ち手用に長さ:約170センチ/幅:約8センチの細長い生地を2枚裁断し、真ん中から半分に折って両端の縫い代を織り込んで縫います。

 

真ん中と縫い代部分をアイロンで折り目をつけたら、さあミシンでぬいましょう。

 

 

いきなりですが、

チョットまった!

 

 

 

縫い始める前に、縫い代部分にマチ針を打ったりクリップで止めますか?

 

 

縫い慣れていればそれもOKなのですが、縫いなれていないと長い距離なので少しの力加減で縫っている間に縫いずれてきてしまいます。

 

なぜ縫いずれるかというと単純に考えてみてくださいね。

 

ミシンの押さえ金は平面でツルツルなのに対し、押さえ金の下の方つまりミシン側は送り歯があってしっかりと生地を送るからなのです。

 

縫うときに、手で生地を無意識にひっぱったり手で送ったりしてしまうと縫いずれるのは当たり前ですが、そもそものミシンの構造で”微量な縫いずれが発生するんだ”と思っておいたほうがいいと思います(^^)

 

短い距離を縫う場合はさほどに縫いずれに慎重にならなくてもいいのですが、長い距離を縫う場合は「はじめはよしよしきれいだぞ!」と思っても終わりになるにつれ、微妙なずれが蓄積されて大きなずれとなります。

 

縫うのが上手な方であれば、縫う際に微妙なずれを力加減でカバーすることができて問題ないのですが、そうでない方は道具に頼ったほうが便利ですよ!

 

仮止めにはアイロン両面接着テープのひと手間が便利です

 

持ち手として裁断した2枚の両端を縫い合わせるて輪っかにしてから紐をつくるのですが、2枚縫い合わせると長さ約366センチにもなります。

 

[char no=5 char=”カズナ”]縫う距離が、な、長い・・・。
たとえ縫いずれてもほどく気力さえわかない距離です。[/char]

 

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縫いずれないように待ち針ではなくアイロン両面接着テープで仮止めします。

 

[char no=6 char=”どこかのママン”]めんどくさー[/char]

 

と思われた方!

 

縫いずれても

 

いいんですか?

いいんですか?

いいんですか?

 

脅す人。笑

 

使ったテープはこちら。

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アイロン両面接着テープを購入するのに手間とコストはかかりますが、ファスナーの仮止めなんかにも使えるので持っていると便利です!

 

5ミリ幅だと25mも巻いてあって400円ぐらいです。

 

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片方の縫い代にテープをアイロンで接着します。つける距離は長いけれどそんなに大変じゃないです^^

 

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全部つけ終わったらテープの紙をはがします。

 

縫い代の少し白くなった部分が糊です。

 

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両方の縫い代を重ねてアイロンでプレスします。しっかり熱を加えることで上下の縫い代同士がくっつきます。

 

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仮止めが完成です^^

すっかり持ち手になりました。

 

 

さぁ、あとは縫うだけです!

 

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端から3ミリぐらいのところにステッチをかけました。もう1ミリぐらい外側でもよかったかな。

 

ピタリと縫い代どうしがくっついているので、ステッチに集中できますよ(^^)

 

写真でいうと左側の輪になっている反対側の部分もステッチをかけます。この時も最初のステッチと同じ方向からかけると”ねじれ”がすくなくてすみます。

 

これで長い持ち手の完成です!!

縫いずれもなく、長い距離を縫うことができました。

 

しかし、肝心の完成写真を撮り忘れたという・・・。

 

おばかなわたし。

 

持ち手を本体にくっつけます

 

持ち手部分が完成したら、本体につけていきましょう。

 

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まずは本体に水で消えるチャコペンで持ち手を付ける位置に線を引きます。

 

ズズズーっと線を引きます。

 

線は完成後に水で消すので大丈夫!

 

その後、本体に持ち手を仮置きして仮止めします。

 

持ち手を仮止めする道具は、のりです。

 

これも持っていると、と~~~っても便利な道具のひとつ。

 

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さきほどの両面接着テープでも接着できないことはないのですが、テープのほうはアイロンの熱でくっつくので生地が分厚くなると熱が伝わりにくくなり、くっつけるのに時間と手間がかかります。

 

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上の写真の白い丸で囲った部分がのりです。

 

何種類かためしましたが「のり」は比較的接着力が弱いため、布を動かすと離れてくることがあります

補助的に使うことをオススメします。

 

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のりをつけて上から手で軽く押さえつけてあげればOK。

 

私は、マチ針を極力使わないようにしています。

ミシンをかけているとマチ針が自分に刺さったり、生地を動かしたはずみでマチ針が抜けてしまうことがあるためです。

 

このときは、予め本体に持ち手のつける位置に線を書いておいたので、たまにはがれてしまいましたが、仮止め「のり」だけでも問題なく縫えました^^

 

持ち手を本体に縫い付けたらあとはカバンを作る手順で縫って完成です。

 

まとめ

 

「長い持ち手を作るときに縫いずれないようにするコツ」と私の「考え」をまとめるとこのようになります。

 

  • 持ち手を共布で作るときは
    「アイロン両面接着テープ」が便利
     
  • 持ち手を本体につけるときは
    「仮止め用のり」が便利
     
  • 「テープ」も「のり」も持っていたら
    他の用途にも使える
     
  • 印をつけるなら
    「水で消えるチャコペン」がおすすめ。
     
  • 長い距離をきれいに縫うには、
    腕がないとなかなか難易度が高いので
    道具にたよったほうが美しく仕上がる

 

縫うときのコツややり方は人それぞれ違います。

 

もっと便利な道具もあるかもしれない。

 

だから、どんどん自分のなかの情報と考えを上書きしていきたいなと思っています。

 

もし、こんな便利道具やこんな方法もあるよ~!という方がいらっしゃいましたら教えてくださいね!!

 

最後に完成品の写真を!

 

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綿麻の生地で作ったのでアイロンをかけてもさわっているうちにシワっぽくなっちゃってますね。それも味です^^

 

ティッシュ(写真右上)と大きさを比べてみました。

 

ただの袋なので作り方は単純ですが、こどもが入れるぐらいビッグサイズなので縫い上げたときの達成感はありますね!

 

無事入園前に渡すことができて、ほっと一安心!!

 

 

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