これが吊裏毛ニットの特長か!驚きと興奮のベビーパーカーづくり
[char no=2 char=”カズナ”]保育園から帰ってきた4才の娘に「おかあさんのあたま、ハクサイみたいね~!」と笑顔でさらりと言われた野菜頭のカズナです。こんにちは!![/char]
冬野菜もそろそろ終盤、我が家のじーちゃんとばーちゃんがやっている畑で100個以上植えたハクサイも一家に食べつくされかけている今日この頃。スーパーの店頭にも、春野菜がちらほら並んでいて春を感じるなぁ。
今日は、1個98円でハクサイ、キャベツを2個買ったわ。お得な買い物ができてラッキー!と喜んでおりまする。
さて、春と言えば、桜!!!桜と言えばピンク!!!ということでピンク色の吊裏毛でパーカー作りましたよ。
そもそも吊裏毛ニットってなんなの?
ニット生地だよ。
ニット生地の種類で言うと裏毛ニットだよ。
[char no=3 char=”どこかのマダム”]それだと答えになってないわ。もっと詳しく説明しなさいよ[/char]
えっとね、吊機という機械で編まれたニット生地なの。裏毛のほかに天竺とかもあるよ。
非効率だけど希少な吊機械で編むのだ
[char no=2 char=”カズナ”]これが吊機の写真だよ。名前のとおり吊るされているんだねぇ。百聞は一見にしかず。これで想像ついたかなぁ?[/char]
[char no=3 char=”どこかのマダム”]まぁ、ぶら下がっているじゃないの。でも、これがどうしたっていうのよ。機械みせられても生地の特長がよくわからないわ[/char]
吊機についての説明だよ。
吊機とは、ニット生地を編み立てる旧式の編み機です。日本には1900年初頭から輸入されはじめ稼働台数も増えていき、1960年代まで日本のニット産業界の第一線で活躍しました。その後大量生産、大量消費という時代の波が押し寄せます。量産を重視した高速の編み機が主流になっていき、生産性や採算性が極めて低い吊機は使われなくなり、姿を消していきました。さらに機械メーカーも生産を終了し、多くの吊機が廃棄処分されました。今日では現存する吊機も少なくなり、生地を編むのに職人の熟練した技や経験が必要なため、吊機を稼働させる工場は世界的にみてもごくわずかになりました。
※カネキチ工業株式会社様のウェブより引用しています
効率を求められて、どんどん姿を消してしまった機械なんだって。なんだか残念だよね。
非効率なモノが姿を消してゆく
確かに現代人は「やぶれたら繕ってまた着る」なんてこともあまりしなくなったし「流行の形を好む」がゆえに服も消耗品になった。昔みたいに、着物を質に入れてお金を借りるとか着物を売ってお金にする、なんてことはできないほど服は消耗品になってしまったんだね。
そのため、需要が増えて生産量も増える。つまり、どんどん作らなくちゃいけなくなるから非効率なモノは姿を消していくのだ。効率を求めることが悪いわけではないけれど、非効率の中にも良さがあるのにもったいないなぁと思う。
次は、そんな希少な機械で作られた裏毛の良いところを書いちゃうよ。
ぜひ触ってほしい吊裏毛の良さ
それでは特長を書きますね。
[char no=2 char=”カズナ”]まずは、ぜひ一度さわって感じてください。この一言につきます[/char]
[char no=3 char=”どこかのマダム”]それって説明する気ある?(怒)[/char]
いやいや、冗談じゃなくてね。ふれてみてほしいのです。私にとっては、幼いころに手放せなかった思い出のタオルのような手触りがします(ますますわからないって!!)
表面は目が並んで平らな感じに見えるけれど、ふっくらした厚みがあって裏側のループはどこか懐かしい手触りなんです。全体的な雰囲気もほんのりビンテージ感が漂う。
そうだなぁ、普通の裏毛(ふつうの基準が難しいけれど・・・)が「わたし裏毛ニットなんです!!!ドウゾヨロシクオネガイシマス!!」って名刺を差し出しているサラリーマンだとしたら、吊裏毛は「わたしも裏毛ニットなんですよ。」って言って家にいるおかあちゃんみたいな存在かなぁ。
そうだ!特長はおかあちゃんみたいなんだ!
書いて思ったのが「昭和のおかあちゃん」を思わせる特長!!
↓これが私の想像するおかあちゃん像↓
- ちょっと太ってる→「ぽってりとした厚み」
- ニコニコ笑顔→「やさしい手触り」
- エプロン姿→「ビンテージ感」
わかっていただけました?(笑)
[char no=3 char=”どこかのマダム”]わかるかーーーーーー!!![/char]
ふざけた説明ですみませんでした。
特長その1:ぽってりとした厚みが愛らしい
裏毛ニットなんてどれも同じでしょう?そう思ったそこのあなた。まずは、ふれてこのきちんとした厚みを実感してください。
特長その2:しっかりとやさしい手触り
きちんと目が詰まって(目を詰めて編む度目っていう意味じゃないよ)一見、しっかりした感じがあるのに柔らかいの。柔らかいけれどビローンって伸びるだらしなさはない。柔らかくてごわごわせず優しい手触りよ。
特長その3:仕立ててわかったビンテージ感に驚きと興奮
すべての吊裏毛に共通するわけではないかもしれないけれど、特長のひとつである「ビンテージ感」が最高なんですよ。
生地の状態ではそんな風には思わなかったんだけど、仕立ててみたらほんのり懐かしい感じが漂うの。それは、「古臭い」とか「着古した」とか安っぽい雰囲気じゃなくて、おしゃれなビンテージ感なのよ。
[char no=4 char=”カズナ”]もう大好物、この雰囲気!!!鼻息荒くなっちゃう!!![/char]
いよいよ作ったパーカーを紹介するよ
そんな、私の鼻息を荒くした吊裏毛ニットで90サイズの小さいパーカーを作りました。
今回は春にちなんで「さくら」色を使っています。
ピンク男子に捧ぐ!私好みなパーカーの完成!
正面
裏面
うすいピンク色だから一歩間違えたらパジャマちっくになるかなぁ~と心配していたけれど、そんなことはなかったよ~!!!
ピンク男子(ピンクを着ている男の子をいう)が大好きな私のドストライクな一着に変身してくれました。一枚の布が想像以上のものができると嬉しくなっちゃいます。
ちなみにリブ(袖口、裾)は手持ちの生地をあわせているけれど、あえてリブを柄ものとかにしてもおしゃれだよ。そんなこと言いうわりには、柄物のリブはうちで売ってないです・・・ごめんなさいっ!
余談だけどステンシルしやすかったよ
ステンシルのことはまた別に記事にしたいなぁって思っているから今回はサラっとながしちゃうけれど、この生地とってもステンシルしやすかったよ。手軽に楽しめるステンシルはおススメですよん。大きいロゴをバーン!ってステンシルしても可愛いだろうなぁぁ(妄想中)
それでは着画をどうぞ
スライドショー(4枚)になってます。そのままでお待ちくださいね。
[metaslider id=193]
スライド・・・どうかな?動作とか遅かったり、見にくかったららやめます(^^;)
2才の息子に90サイズを着せています。
紹介不足になっちゃった(笑)
前半、吊裏毛について書きすぎて作ったパーカーのあれこれを書くパワーがなくなってしまいました。パーカーだけにパーワー不足(しょうもない)。
[char no=4 char=”カズナ”]ご、ごめんなさ~~~い[/char]
「男の子にもピンクありだな~!」と思ったら
「布と暮らしと」のオンラインストアからお買い求めいただけます(笑)
[char no=3 char=”どこかのマダム”]最終的にこの生地を売り込みたいだけだったのかしら? [/char]
[char no=2 char=”カズナ”]そうよ!だってすてきなんだもん、この驚きと興奮と感動を分かち合いたいもん[/char]
そんなわけでおススメです~!!
サンプルご希望の方はオンイランストアのお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいね。
小さいサンプルですが、無料にてお送りいたします(^^)
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ではでは、またね~~!!!
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