家庭用ミシンで縫い代をきれいに始末するには?裏毛ニット:その②

 

こんにちは。かずなです。

裏毛の縫い代の始末するには?の続きです。

 

①をご覧いただいていない方は、まずこちらから①をご覧くださいねぇ。

さて、実際に縫うとなると、どんなふうに縫ったらいいの?ということになるのですが、ルールや正解って特にないと思うんです。

とくにニット生地の場合「30/10裏毛」と書いてあっても、少しずつ微妙に仕様がちがうんです。

食べ物に例えると「食パン」を小麦粉でつくってもその小麦粉の種類や作った人によって「ふわふわ」もあれば「硬い」もある、みたいな。例えがちょっと微妙ですが、さらに生地とミシンの相性もあると思うから、これをやったら100%OK!バッチリ!は一言でいえないかなと。

かと言って、難しく考える必要もなく!

①で説明した、ほつれやすいか、ほつれにくいかを頭に入れて作ったらもっと気楽につくれますよ~(^^)

 

この写真、家庭用ミシンで縫って、洗濯を繰り返したパーカーです。

縫った直後こそ、ぴろんぴろんっとループの切れ端がジグザグ縫いから見えますが、着用を繰り返したら気にならなくなりました。

 

着用写真ものせておきます。

表からの見た目はとくに問題ないかなぁと思います♪

  

前置きが長かったのですが、カズナ流の縫い方ご説明させていただきますね!

 

縫い代の始末の仕方(ほつれにくい箇所)

ほつれにくい身頃脇などはこんな感じの縫い方にしています。

イラストに「そこまでほつれない箇所」って書いてありますね^^; まぁ~そんなほつれないならこれでいいかな、というとっても軽いノリで縫います(笑)

まずは、本縫いをしたのち縫い代を0.6cmぐらいにカットしてからギリギリをジグザグ縫いします。ジグザグをしてから、縫い代をカットしてもいいのですが、こちらのほうがきれいな気がしてこのやり方にしています。ミシンによってはジグザグしてからカットしたほうが縫いやすい場合もあるかなと思いますので、やりやすいほうでいいと思います。

 

縫い代の始末の仕方(ほつやすい箇所)

  

ほつれやすい箇所はこの方法で。本縫いをして、次にジグザグ縫いをします。ジグザグ縫いをしただけだと、どうしてもループの糸がぴろ~んっとジグザグの三角の間からでてきがちです。ジグザグ縫いの縫い幅を狭くしてもいいのですが、ミシンによっては細かめ粗目ぐらいにしか調整できないものもあるかと思います。

そんな場合は、縫い代のモケモケをおさえるためにも「捨てミシン」をして縫い代をさらにほつれにくくします。

ひとつの縫い代に3回も縫うの・・・と ちょっぴりげっそりしちゃいますね(笑)けれども洗濯後も縫い代はおちついているので、かけてソンはないと思います!

 

(この写真、左側半分ぐらいはさらにジグザグの縫い目を細かくしてみましたが、そこまでする必要はなさそうですよ(笑)

 

まとめ

というわけで、裏毛ニットの縫い代の始末の仕方のまとめです。

家庭用ミシンの場合、1つの服を全部同じ縫い目で縫う必要はないと思います。

ロックミシンだったら一つの縫い代は1回で縫い済むところなのですが、家庭用ミシンのみで仕上げる場合は「本縫い+ジグザグ」または「本縫い+ジグザグ+捨てミシン」の2~3回縫っています。どうしても1箇所に対して縫う回数が増えがちになってしまうため、場所によって、ほつれが気になるところは回数多めに縫ってみたり、そうでないところはく縫う回数を減らすように工夫しています。

これは裏毛ニットの場合なので、自宅用でなおかつほつれにくく、洗濯頻度の低いニットの洋服の場合はもっと手抜きします(笑)

 

ちなみに・・ふんわりゆるっと編まれている裏毛ニットは裁断したときにループが出やすく、ぎちっとしっかり目にあまれている裏毛ニット(度詰裏毛といいます)はループがやや出にくくなります。

ニットの生地の種類ってとても多いので、一律ではなくいろんな縫い目でニットソーイングを楽しむのが一番だと思います♪

家庭用ミシンで工夫して、本当にたくさん縫うようになったらロックミシンの買い時ですよ。ウフフ(笑)

  

家庭用ミシンで縫い代をきれいに始末するには?裏毛ニット:その②” に対して1件のコメントがあります。

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