家庭用ミシンで縫い代をきれいに始末するには?裏毛ニット:その①

  

こんにちは。かずなです。

今回は家庭用ミシンで裏毛を縫うときの縫い代の始末について書きたいと思います。

 

先日、家庭用ミシンでの縫い代の始末の仕方をご質問いただだきました。

(ご質問ありがとうございます!)

 

家庭用ミシンで縫い代をきれいに始末するにはどうしたらいいのでしょうか?

 

私も縫い代の始末は自己流でやっていて、これで正解なのか今ひとつ自信がありません。

ただ、洗濯して繰り返し着てもとくに不便がないため、自分はこの方法でいいのかなと思って縫っています(笑)

 

ミシンを買って服作りをはじめたけれどロックミシンはもっていないよ~という方もいらっしゃるかと思います。

完璧を求めなければ(お店で売っている服のクオリティ)家庭用ミシンでも十分に裏毛ニットは縫っていただけますよ~!

 

完璧というのは、裏の縫い代まできれいっていうこと。

 

売り物みたいに裏まで完璧にしようと思うと家庭用ミシンではやっぱり難しいところですが、自分で作って自分で着るというならば、裏の縫い代の始末の縫い目には目をつぶってもいいかなぁと私は考えています。

 

着ている姿をみても、「え~これ手作りでしょー」って誰も言わないし、「うん、作ったよ」というと大抵驚いてくれるので、裏はあまり気にならなかったりします。

わたしがおおざっぱだからかな?(笑)

   

今回はとくに縫い代がボサボサになりがちな裏毛ニットについてちょっぴり解説します。

裏毛ニットといっても 薄いペラペラで伸びがよいものもあれば、分厚くほとんど伸びないものもあります。

すべてにに当てはまるわけではないのですが、家庭用ミシンで裏毛ニットを縫うのに抵抗を感じていらっしゃる方のヒントになれば嬉しいです。

 

裏毛ニットの性質を知ろう

まずは、縫い代の始末の仕方をお伝えする前に裏毛の性質について。

知っていると縫うときにどの部分に気をつけたらいいかがわかると思います。

裏毛ニットといえば、特長的なのが裏のループですね!この裏のループがあるから暖かく、寒い季節に重宝します。

ただ、このループが家庭用ミシンで縫うときに、縫い代の始末を汚く見せてしまうところだったりします。

縫ったのにモケモケと糸が出てくる原因でもあります。

天竺ニットと見比べてみます。

 

写真の赤い矢印が生地の縦方向です。矢印に注意して写真をご覧くださいね!

 

まずは、天竺ニットです。

 

裏のループがないため、裁断くずもでにくいです。(天竺ニットの編み方によりますが)

縫い代を家庭用ミシンのジグザグ縫いで始末しても糸くずはあまりでてきません。

 

一方、裏毛ニットはというと。

 

切り口から糸がほつれてでてきます。

 

 

このように裏のループがびろ~んと出てきます。(編立て方によって出やすいもの、そうでないものがあります)

これが原因でジグザグ縫いをしたときに糸くずがいっぱい出てきます。。。縫い代が汚く見えちゃいますね(涙)

けれども~その一方で、

縦方向に関しては裁断くずが出にくいんです。

これを覚えておくとちょっと便利です。

 

生地の縦横を服の図に表してみました。

型紙の状態にもよりますが、生地目に少し気を配ると、ほつれやすいところと、ほつれにくいところがわかります。

つまり、ほつれやすいところは工夫して、ほつれにくいところは力を抜いたらいいんです(笑)

 それでは、②につづきます。

>>>家庭用ミシンで縫い代をきれいに始末するには?裏毛ニット:その②

 

 

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